クリスマス島(英語:Christmas Island)は、インド洋に浮かぶオーストラリア領の島です。多様な文化が共存しており、また美しい自然と生物で知られています。
都市
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編集クリスマス島 (オーストラリア) | |
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クリスマス島の旗 | |
人口 | 1,692人 |
面積 | 135 平方キロメートル |
言語 | 英語 |
通貨 | オーストラリア・ドル |
時間帯 | UTC+7 |
車両の通行側 | 左 |
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歴史
編集17世紀はじめのイギリスやオランダの海図にはすでに記載があり、島名の由来は、イギリスの東インド会社のウィリアム・マイノースが、1643年12月25日(クリスマス)にこの島を発見したことにちなみます。
1688年にイギリス人が、初めて島に漂着して上陸し、無人島であることが判明しました。島に最初に居住したのは、当時ココス諸島を支配していたジョン・クルーニーズ=ロスらです。木材等の供給を目的に、フライング・フィッシュ・コーブに集落を作りました。また、リン鉱石の採掘も盛んになりました。英領へ編入宣言されたのは、1888年6月6日でした。
太平洋戦争時には日本の占領下となり、戦後島はイギリス植民地のシンガポールの管轄下となりました。1948年にはリン鉱採掘はオーストラリア・ニュージーランド・イギリスによって行われるようになり、ココス諸島、シンガポール、マレーシアから多くの労働者が移住しました。
1957年に、オーストラリアはシンガポール政府に対して290万ポンドを支払い、1958年10月1日、クリスマス島はオーストラリアの領土となりました。
住民
編集華僑、ヨーロッパ系、マレー系など、さまざまな民族が共生しています。宗教別では、キリスト教徒、イスラム教徒、ヒンドゥー教徒、仏教徒、道教徒などです。
気候
編集気候は熱帯モンスーン気候に属し、高温多雨な点が特徴です。しばしば台風が通過します。平均最高気温は4月の約28.3℃、平均最低気温は8月の約22.1℃です。年間平均降水量は2117mmで、11月から4月までの雨季と5月から10月までの乾季があります。通年湿度が高く、平均して80~90%程度です。雨季には標高の高い所では霧が発生しやすいです。
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編集自然
編集クリスマス島といえば何といっても多種多様な生物です。島全体が熱帯雨林に覆われており、手つかずの自然が多く残っています。クリスマスアオバズク・危急種 (VU)、クリスマスミカドバト・準絶滅危惧種 (NT)、クリスマスメジロ・準絶滅危惧種 (NT)など、貴重な鳥類が棲息しているほか、アカガニが有名です。アカガニは島のいたるところにいます。アカガニは産卵期である雨期初めの10月から11月ごろにジャングルから海岸まで大移動し、繁殖することで有名です。ぜひこの季節に島を訪れてみてください。
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オーストラリアドルの為替レート
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通貨はオーストラリア・ドル。