アヴェロン県

アヴェロン県フランス語 : Aveyron)は、フランスオクシタニー地方にある県で、人口密度の低い農業県です。畜産業が非常に盛んで、ブルーチーズの代表格であるロックフォールの一大産地です。乳羊と乳牛、肉牛がたくさんおり、他に観光業や林業なども盛んにおこなわれています。

都市 編集

 
アヴェロン県の地図

知る 編集

着く 編集

地理的にはフランス南西部に位置し、鉄道での旅が最も便利です。県内の散策には車が最も軽便です。ロデーズ駅ではAvisとSixtがレンタカーを展開しています。

飛行機で 編集

鉄道で 編集

  • パリ13区のオステルリッツ駅からロデーズにアンテルシテ(SNCF フランス国鉄が運営する中距離特急)の夜間列車が運行されています。
  • パリからヴィルフランシュ=ド=ルエルグまでアンテルシテが頻繁に運行されます。
  • トゥールーズアルビからロデーズまでTERが運行されています。
  • オブラック(Aubrac)の台地を横切ってクレルモン=フェランからベジエまで走っている鉄道は、非常な眺望を堪能できるでしょう。パリとクレルモン=フェランはアンテルシテが結んでおり、ベジエはTGVの停車駅があります。

車で 編集

移動する 編集

公共交通機関は主要都市以外はあまり通っておらず、運行されている場所では路線バスがメインです。この地方を観光するためには車が非常に便利で、欠かせないと言っても過言ではありません。ロデーズとトゥールーズとの間にはアルビ経由で鉄道が走っています。閑静な道をオートバイやトレイルライディングで行くのもまた爽快です。

観る 編集

 
ブルッス=ル=シャトーの聖ヤコブ教会(Eglise Saint-Jacques-le-Majeur)の鐘楼

する 編集

  • この雄大な大自然の風景を存分に楽しんでください。山地際の湿原から鬱蒼とした—と言っても冬には見渡しがよくなりますが—落葉樹林まで、バリエーション豊かな自然があなたを出迎えてくれることでしょう。5~6月は野草が一斉にその蕾を開く時期で、季節になるとイチゴやプラム、ブラックベリーやスピノサスモモ、さらにはピーナッツ類などの野生の果物が豊富に収穫できます。
  • バードウォッチングはこの県の自然を満喫する方法の一つです。鳥類にはスズメの仲間からハゲタカの類まで、幅広い層が見られます。陸上哺乳類ではイノシシにマツテンにミズハタネズミ、エゾリスやシカなどもいます。ヘビやトカゲも見えるかもしれません。湖や川には肉食魚が複数種生息します。蛾や蝶をはじめとした昆虫の類も豊富です。
  • 地元の特産品—特にロックフォールチーズを食べてみてください。日本のスーパーなどでもたまに売られていることがあり、時と場合によっては比較的安価で買うことができることもありますが、本場のロックフォールのコクの深みは地元ならではのものです。
  • アウトドア活動—ハイキングやラフティングを楽しみましょう。川ではカヌーができます。レヴェズー地方にある湖は保護されたビーチがあり、セーリング・水上スキー・水上オートバイを存分に楽しむことができます。湖畔には無料で貸し出してくれるボート乗り場があります。
  • 村の静けさに耳を澄ませ、その平穏を保持してください。くれぐれも騒音を立てて困らせないように。

食べる 編集

殆どのレストランは家族によって経営されており、主流のフランス料理にくわえて仔牛・豚・鱒などを使用した地元の名物料理が出されます。料理はリーズナブルであり、大都市以外のランチではワイン付きのメニューを12~14ユーロ程度で口に入れることができます。ミシェル・ブラス(オブラック)、ル・ビュー・ポン(ベルカステル)、ル・セネシャル(ソーヴテール=ド=ルエルグ)などのミシュランで星つきの高級料理店もアヴェロンに並びます。地元のレストランは通常、日曜日のランチタイムと銀行の休業日を除いて予約の必要性は薄いですが、念のため予約しておくといいでしょう。夏のメインシーズンでは多くのレストランは日曜日や月曜日に夕方に営業を終わってしまいます。

飲む 編集

泊まる 編集


出かける 編集