クレタ島
ギリシャの島
クレタ島（ギリシャ語：Κρήτη Kríti、英語ではKreteとも）はギリシャ最大の島で、地中海の中でもシチリア、サルデーニャ島、キプロス島、コルシカ島に次いで5番目の大きさです。ペロポネソス半島の南、クレタ海とリビア海の間に位置しています。欧州大陸最南端の都市イエラペトラがある他、北アフリカにあるリビアの海岸との距離は645 km (401 mi)しかありません。クレタ島の南北が260 km (160 mi)程、東西は60 km (37 mi)です。西からハニア県、レティムノ県、イラクリオン県、ラシティ県の4つの県が存在します。人口は約65万人です。
県
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都市
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- 1 イラクリオン （Ηράκλειον）— イラクリオン県の県都であり、この島最大の都市でもあり、首都でもある―。そんなクレタの中心都市には、クノッソスのミノア宮殿や国際空港、クルーズ・フェリーの港、さらには重要な考古学博物館やヴェネツィア時代（1205～1669年）の構造物がある港など、行き先が様々あります。
- 2 ハニア （Χανιά）— ハニアは、ハニア県第2の都市で、県庁所在地でもある。無傷のまま遺る旧市街、島のもう一つの空港とクルーズ・フェリーの港、ヴェネツィアからオスマン帝国時代（1689～1898）までの数多くの建物、たくさんの博物館、ソウダ湾のNATO海軍基地などなど。
- 3 レティムノ（Ρέθυμνο）— レティムノ県の県庁所在地で、こちらもクルーズ・フェリーの港があり、巨大なベネチア要塞の麓に広がる保存状態の良い旧市街では、歩行者専用の路地が入り組んでいます。
- 4 シティア （Σητεία）— 島の東端、ラシティ県内にある中規模の港町です。上記の町と同様にクルーズ・フェリーの港と空港があり、自然のままのビーチもあります。
- 5 イエラペトラ （Ιεράπετρα）— ラシチ県にあるヨーロッパ最南端の都市です。島で最も長く美しい砂浜、ヴェネツィア時代の古い要塞、小さな無人島クリシ島があります。クリシ島には美しい自然が広がっていて、ヨーロッパ最大のレバノンスギの自然林となっています。
- 6 アイオス・ニコラオス （Άγιος Νικόλαος）— このラシティ県の県庁所在地は、魅力的で、かつてはパーティーの盛り場として知られていました。クルーズ・フェリー港の他、湖にタヴェルナ（大衆食堂）が立ち並び、多くの高級店が軒を連ねている他、ジェット族が住む町エロウンダや、歴史的にはハンセン病コロニーがあったスピナロンガ島へのアクセスにも便利です。
- 7 マリア （Μάλια）— 今日、イラクリオン県のマリアは島の快楽主義的な「パーティーの首都」として、主に若者、特にイギリス人観光客に人気があります。酔った観光客が通りをふらつき、夜明けまでミュージックバーやディスコが営業しているという不名誉な評判を持ちます。
- 8 アルカネス（Αρχάνες）— 中規模の山岳都市です。イラクリオンの市内から南へ車で約20分のところにある素敵な旧市街で、ブドウ栽培が盛んなブドウ畑の広がる地域の中央にあります。
- 9 フデツィ（Χουδέτσι）— アルカネスの南、小さな山間にある町です。古い石造りの建物がいくつかあり、小さなホテルとタヴェルナ、カフェニオ（ギリシャのカフェ）が存在します。
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クレタ島の料理はは美味しくてヘルシーと有名です。「地中海式ダイエット」とも呼ばれるクレタ式ダイエットは、健康への効果や栄養価が高いとされています。研究によると、この食事は人々の健康と長寿、ガンや心臓病の予防になっているようです。この健康的な食事は、新鮮な旬の野菜、果物、ナッツ、豆、そして魚をふんだんに使います。肉は通常、週に一度、あるいは結婚式やお祭りなどの特別な日にしか食べられませんでした。現在は、加工食品や甘いお菓子だけでなく、肉も普通に食べています。最近はがんや心臓病は珍しくありませんが、人々は比較的健康で長寿です。
