世界遺産リストに登録された、文化財、景観、自然など
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世界遺産


世界遺産(せかいいさん、英語World Heritage Site)は、ユネスコ(国連教育科学文化機関、英語United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization)の、ユネスコ総会にて決められた世界遺産リストに登録されている場所です。ユネスコは文化または自然などの人類共通の遺産にとって極めて重要な場所をリスト化して保存することを目的としています。文化遺産自然遺産その2つを合わせた複合遺産があります。その国や地域に行ったら、是非行ってみてください。

他にも関連するユネスコによるプロジェクトがいくつかあります。

また、特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地を保護するラムサール条約(英語)など、他の組織によって運営されている遺産を保護するためのものもあります。

文化遺産については文化の魅力も参考になるかもしれません。

ウィキボヤージュの世界遺産に関する記述を拡充しようと思ったら、まずはプロジェクト:世界遺産をご一読ください


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  •   文化遺産
  •   自然遺産
  •   複合遺産

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バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群(アフガニスタン)

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パリのセーヌ河岸の夜景
  • 40 モン・サン=ミシェル (Mont Saint-Michel)。 モン・サン=ミシェル (Q20883) on Wikidata Wikipedia上のモン・サン=ミシェル
  • 41 シャルトル大聖堂 (Cathédrale Notre-Dame de Chartres)。 シャルトル大聖堂 (Q180274) on Wikidata Wikipedia上のシャルトル大聖堂
  • 42 ヴェルサイユ宮殿 (Palais de Versailles)。 ヴェルサイユ宮殿 (Q2946) on Wikidata Wikipedia上のヴェルサイユ宮殿
  • 43 ヴェズレーの教会と丘 サント=マドレーヌ大聖堂 (Q217452) on Wikidata Wikipedia上のサント=マドレーヌ大聖堂 (ヴェズレー)
  • 44 ヴェゼール渓谷の先史的景観と装飾洞窟群 ヴェゼール渓谷の先史的景観と装飾洞窟群 (Q463159) on Wikidata Wikipedia上のヴェゼール渓谷の先史的景観と装飾洞窟群
  • 45 フォンテーヌブロー宮殿 (Château de Fontainebleau)。 フォンテーヌブロー宮殿 (Q201428) on Wikidata Wikipedia上のフォンテーヌブロー宮殿
  • 46 アミアン大聖堂 (Cathédrale Notre-Dame d'Amiens)。 ノートルダム大聖堂 (Q106934) on Wikidata Wikipedia上のノートルダム大聖堂 (アミアン)
  • 47 オランジュのローマ劇場とその周辺及び「凱旋門」 オランジュのローマ劇場とその周辺及び「凱旋門」 (Q958961) on Wikidata Wikipedia上のオランジュのローマ劇場とその周辺及び「凱旋門」
  • 48 アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群アルル アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群 (Q1279597) on Wikidata Wikipedia上のアルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群
  • 49 フォントネーのシトー会修道院 (Abbaye de Fontenay)。 フォントネーのシトー会修道院 (Q464918) on Wikidata Wikipedia上のフォントネーのシトー会修道院
  • サラン=レ=バンの大製塩所からアル=ケ=スナンの王立製塩所までの煎熬塩の生産 サラン=レ=バンの大製塩所からアル=ケ=スナンの王立製塩所までの煎熬塩の生産 (Q17992082) on Wikidata Wikipedia上のサラン=レ=バンの大製塩所からアル=ケ=スナンの王立製塩所までの煎熬塩の生産
  • 50 ナンシーのスタニスラス広場、カリエール広場、アリアンス広場 ナンシーのスタニスラス広場、カリエール広場、アリアンス広場 (Q426064) on Wikidata Wikipedia上のナンシーのスタニスラス広場、カリエール広場、アリアンス広場
  • 51 サン=サヴァン・シュル・ガルタンプ修道院付属教会 サン=サヴァン・シュル・ガルタンプ修道院付属教会 (Q1774129) on Wikidata Wikipedia上のサン=サヴァン・シュル・ガルタンプ修道院付属教会
  • 52 ポン・デュ・ガールガール県 ポン・デュ・ガール (Q189764) on Wikidata Wikipedia上のポン・デュ・ガール
  • 53 ストラスブールのグラン・ディル (Grande Île)。 ストラスブールのグラン・ディル (Q1895943) on Wikidata Wikipedia上のストラスブールのグラン・ディル
  • パリのセーヌ河岸
  • ランスのノートルダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院、トー宮殿 ランスのノートルダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院、トー宮殿 (Q11347518) on Wikidata Wikipedia上のランスのノートルダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院、トー宮殿
  • 55 ブールジュ大聖堂 (Cathédrale de Bourges)。 サン=テチエンヌ大聖堂 (Q207985) on Wikidata Wikipedia上のサン=テチエンヌ大聖堂 (ブールジュ)
  • アヴィニョン歴史地区 (Centre historique d'Avignon : Palais des papes, ensemble épiscopal et Pont d'Avignon)。 アヴィニョン歴史地区 (Q11285496) on Wikidata Wikipedia上のアヴィニョン歴史地区
  • 56 ミディ運河 (Canal du Midi)。 ミディ運河 (Q202494) on Wikidata Wikipedia上のミディ運河
  • 57 リヨン歴史地区 (Site historique de Lyon)。 リヨン歴史地区 (Q8399) on Wikidata Wikipedia上のリヨン歴史地区
  • 58 歴史的城塞都市カルカソンヌ (Ville fortifiée historique de Carcassonne)。 歴史的城塞都市カルカソンヌ (Q389269) on Wikidata Wikipedia上の歴史的城塞都市カルカソンヌ
  • 59 フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路 (Chemins de Saint-Jacques-de-Compostelle en France)。 フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路 (Q2962473) on Wikidata Wikipedia上のフランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路
  • 60 ベルギーとフランスの鐘楼群 (Beffrois de Belgique et de France)。 ベルギーとフランスの鐘楼群 (Q750675) on Wikidata Wikipedia上のベルギーとフランスの鐘楼群
  • 61 サン=テミリオン地域 (Juridiction de Saint-Émilion)。 サン=テミリオン地域 (Q2987951) on Wikidata Wikipedia上のサン=テミリオン地域
  • 62 シュリー=シュル=ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷 (Val de Loire entre Sully-sur-Loire et Chalonnes)。 ロワール渓谷 (Q1050483) on Wikidata Wikipedia上のロワール渓谷
  • 63 中世市場都市プロヴァン (Provins, ville de foire médiévale)。 プロヴァン (Q203285) on Wikidata Wikipedia上のプロヴァン
  • 64 オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴル (Le Havre, la ville reconstruite par Auguste Perret)。 オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴル (Q2944797) on Wikidata Wikipedia上のオーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴル
  • 65 月の港ボルドー (Bordeaux, Port de la Lune)。 月の港ボルドー (Q2249113) on Wikidata Wikipedia上の月の港ボルドー
  • 66 ヴォーバンの防衛施設群 (Fortifications de Vauban)。 ヴォーバンの防衛施設群 (Q833781) on Wikidata Wikipedia上のヴォーバンの防衛施設群
  • 67 アルビの司教都市 (Cité épiscopale d'Albi)。 アルビの司教都市 (Q1778266) on Wikidata Wikipedia上のアルビの司教都市
  • 68 コースとセヴェンヌの地中海農牧業の文化的景観 (Les Causses et les Cévennes, paysage culturel de l’agro-pastoralisme méditerranéen)。 コースとセヴェンヌの地中海農牧業の文化的景観 (Q10444176) on Wikidata Wikipedia上のコースとセヴェンヌの地中海農牧業の文化的景観
  • 69 アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群 (Sites palafittiques préhistoriques autour des Alpes)。 アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群 (Q4580) on Wikidata Wikipedia上のアルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群
  • ノール=パ・ド・カレーの炭田地帯
  • 70 ショーヴェ洞窟 (Grotte ornée du Pont d’Arc, dite grotte Chauvet-Pont d’Arc, Ardèche)。 ショーヴェ洞窟 (Q374096) on Wikidata Wikipedia上のショーヴェ洞窟
  • 71 ブルゴーニュのブドウ畑のクリマ (Les Climats du vignoble de Bourgogne)。 ブルゴーニュのブドウ畑のクリマ (Q20650612) on Wikidata Wikipedia上のブルゴーニュのブドウ畑のクリマ
  • 72 シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ (Q20650698) on Wikidata Wikipedia上のシャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ
  • ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-
  • 73 タプタプアテア (Taputapuātea)。 タプタプアテアのマラエ (Q3287362) on Wikidata Wikipedia上のタプタプアテアのマラエ
  • 74 ヨーロッパの大温泉保養都市群 (Les grandes villes d’eaux d’Europe)。 ヨーロッパの大温泉保養地群 (Q16064866) on Wikidata Wikipedia上のヨーロッパの大温泉保養都市群
  • 75 コルドゥアン灯台 コルドゥアン灯台 (Q199234) on Wikidata
  • 76 リヴィエラの冬季行楽都市ニース (英語Nice, Winter Resort Town of the Riviera)。

ブルガリア 編集

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ベネズエラ・ボリバル 編集

ペルー 編集

ボリビア 編集

アフリカ 編集

アルジェリア 編集

ムザブ渓谷(英語)(アルジェリア)
ジェミラ遺跡(英語)(アルジェリア)
  • 80 ベニ・ハンマードの城塞
  • 81 ジェミラ
  • 82 アルジェのカスバ
  • 83 ムザブの谷
  • 3 タッシリ・ナジェール
  • 84 ティムガッド
  • 85 ティパサ

アンゴラ 編集

  • 86 ンバンザ=コンゴ、旧コンゴ王国の首都跡

ベナン 編集

  • 87 Royal Palaces of Abomey
  • 10 W・アルリ・パンジャリ自然公園群

ボツワナ 編集

ツォディロ遺跡(英語)(ボツワナ)
  • 88 ツォディロ
  • 11 オカバンゴ・デルタ

マダガスカル 編集

ツィンギ・デ・ベマラ
  • 89 アンブヒマンガの丘の王領地
  • 12 ツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区
  • 1 アツィナナナの雨林

モーリタニア 編集

バン・ダルガン国立公園
  • 13 バン・ダルガン国立公園
  • 90 ウアダン、シンゲッティ、ティシット、ウアラタの古いクスール

モロッコ 編集

フェズ旧市街の皮なめしの工房
テトゥアン旧市街
  • 91 フェス旧市街
  • 92 マラケシュ旧市街
  • 93 アイット=ベン=ハドゥの集落
  • 94 古都メクネス
  • 95 ヴォルビリスの古代遺跡
  • 96 テトゥアン(旧名ティタウィン)旧市街
  • 97 エッサウィラ(旧名モガドール)のメディナ
  • 98 マサガン(アル・ジャディーダ)のポルトガル都市
  • 99 近代的首都と歴史的都市をあわせもつ遺産ラバト

モザンビーク 編集

  • 99 モザンビーク島

オセアニア 編集

オーストラリア 編集

キリバス 編集

ソロモン諸島 編集

ニュージーランド 編集

バヌアツ 編集

パプアニューギニア 編集

パラオ 編集

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マーシャル諸島 編集

ミクロネシア 編集

南極 編集

一覧から抹消された遺産 編集

ヴァルトシュロッシェン橋

指定を解除して一覧から抹消する手順は、政治的であり、な取り組みは長期にわたります。ユネスコの世界遺産登録が存続していることだけを根拠に、指定対象の遺跡(または特筆するべき遺産)がまだ元の通りに存在する証拠とみなすべきではありません。毎年、絶滅危惧遺産の一覧を更新する世界遺産委員会は、これを政治的なツールとして各国に特定の保護措置を講じるよう促したり、世界遺産を危険にさらすと思われる特定の行動を控えるよう圧力をかけています。(ウィキペディアの危機にある世界遺産の一覧をご参照ください)。

交戦地帯(英語)に所在するイラクのハトラ (英語版、シリアのパルミラ (英語版などは、2017年時点でも引き続きユネスコ世界遺産(および危機にある世界遺産)に登録されたままでありながら、歴史的価値のある遺跡本体は戦火をかわす交戦者(英語)の手でほとんど跡形もなくなってしまいました。それとは反対に台湾(英語)は適格な候補地が11件あるというのに、政治的な理由からユネスコの世界遺産の承認を1件も受けられず、登録遺産は全くありません。

ユネスコの登録が現地に取り返しのつかない損害を与えた案件もあります。作家でジャーナリストのマルコ・デラーモ(イタリア)は「ユネスコサイド」(UNESCO-cide※1を造語し、その意味するところは、小さな漁村や歴史的コミュニティを掲載した一覧を作って開発業者から建物を守ろうとしたところで、持続不可能な旅行者を流入させるというパターンを作るだけだとしています。ジェントリフィケーション※2(「地域活性化」)と称して商業化が高度に加えられると家賃が高騰し、昔から暮らしていた住民とその生業(漁業)はコミュニティ外に押し流されて、空き家になった既存の建物は旅行者対象の宿泊施設や安っぽい土産物店として再利用されがちです。ユネスコは持続可能な旅行(英語)などという耳障りの良い美辞を並べるけれども、自分たちという組織が小規模で脆弱なコミュニティにどれほどの影響を与えるのか、過小評価する傾向があります。一見するとそれとは真逆のようでいて、ユネスコ世界遺産の一部を「危険にさらされている」と別の一覧に載せる行為は単なる政治的な措置であり、そもそも当該の遺跡を抱えた地方自治体には、遺産を破壊したり深刻な危険にさらす行為または不行為をすることすら難しいと考えられます。あるいはまた、アメリカ合衆国イスラエルは国際連合によるパレスチナの承認に抗議してユネスコを脱退しており、一覧への新たな登録その他を提案する資格を備えてはいません。(※:1=UNESCO-cide、UNESCO+人を殺す人または物質。2=ジェントリフィケーション、ここでは「コミュニティの追放」の意味。)

ユネスコ会議において指定地の世界遺産登録を取り消すため、世界遺産委員の票の過半数が投じられた事案があり、合計3回発生しました。

以下に、かつて世界遺産に登録された後に、一覧から抹消された遺産をまとめました。

抹消遺産の正式名称 所在地 分類 抹消の理由
アラビアオリックスの保護区 オマーン 自然 1994 - 2007 保護区はその面積の90%を喪失したため。
ドレスデン(英語)近辺のエルベ渓谷 ドイツ 文化 2004 - 2009 ヴァルトシュロッシェン道路橋が谷に架橋されたため。
リバプール(英語) – 海事の商業都市 イギリス 文化 2004-2021 水辺に大きな建物が新しく建設されたため。


外部リンク 編集