カテゴリ : Category)とは、記事を分類し、分類された記事の索引を自動で生成する機能です。記事を入れるグループと思えばいいでしょう。っこでは、カテゴリの使い方と作り方、ソートキーについて解説します。

例えば、この文書はカテゴリ:ヘルプという種類のカテゴリに属しています。カテゴリにページを追加するには、ページの下部に[[カテゴリ:(カテゴリ名)]]と入力します。

カテゴリにページを入れる 編集

例として、Aという記事をBというカテゴリに入れる場合を考えてみましょう。この場合、Aという記事に以下のコードを書くだけでBのカテゴリに追加されます :

[[カテゴリ:B]]

上の様なリンクを、「カテゴリタグ」と呼びます。カテゴリタグを書く場所はどこでも機能しますが、ページを編集するときにまとまっていた方が見やすいためページの下部に書くことが強く推奨されます。Cというカテゴリに入れたいのであれば、上の例のBの部分をCに置き換えればいいわけです。

カテゴリタグは、1つのページに複数記述することができます。Aのページに以下のように書いた場合、

[[カテゴリ:B]]
[[カテゴリ:C]]

AのページはBというカテゴリとCというカテゴリに分類されます。

また、カテゴリを追加するとそのページにはカテゴリへのリンクが表示されます。通常はページの一番下に表示されますが、利用者の外装設定により表示される場所は変わります。

カテゴリページ 編集

カテゴリは「カテゴリ名前空間」という名前空間にあります。この名前空間に属するページを「カテゴリページ」と呼びます。

カテゴリページは、以下の要素から構成されています。

  • カテゴリの内容 (直接編集可能)
  • そのカテゴリに属しているカテゴリ (直接では編集不可)
  • そのカテゴリに属しているページ (直接では編集不可)
  • そのカテゴリに属しているファイル (直接では編集不可)

ファイルとは写真や動画、音声などのことです。日本語版Wikivoyageではファイルのアップロードはできないようになっているため、Wikivoyage内でファイルがカテゴリに属することはまずありません。

カテゴリの内容以外はそれぞれ固有のセクションが生成されますが、カテゴリに含まれるページがない場合、セクションは生成されません。代わりにカテゴリに属するページがない旨のメッセージが表示されます。

カテゴリに表示されるページの順番はソートキーによって決めることができます。ソートキーが設定されていない場合、ページはページ名の順番に並びます。

カテゴリページの作成 編集

カテゴリページは、通常の記事と同じように作成できます。記事と違う点といえば、ページ名の初めにカテゴリ:をつけることくらいでしょう。

カテゴリページにも、他のページと同じようにカテゴリをつけることができます。Dというカテゴリを、Eというカテゴリに追加した場合、EをDの「親カテゴリ」、DをEの「子カテゴリ」と言います。

ソートキー 編集

カテゴリに一覧として表示される記事及びサブカテゴリの順番は、「ソートキー」によって変更することができます。

ソートキーは規定では記事名が入っています。しかし、漢字などがソートキーに含まれてしまうため、カテゴリの一覧が見にくくなってしまいます (漢字の順番はわかりづらいためです)。そのため、日本語版Wikivoyageでは漢字をひらがなに(福岡県 -> ふくおかけん)、小さい字を大きい字に(東京都 -> とうきようと)、濁点・半濁点を消して(長野県 -> なかのけん)、ソートキーを指定します。

ソートキーを指定するためには、{{デフォルトソート}}マジックワードを使用します。具体的には、カテゴリに入れたページに、以下のように使用します :

{{デフォルトソートキー:(ソートキー)}}

(ソートキー)の部分には、個別のソートキーを入力してください。なお、このマジックワードは、英語の{{DEFAULTSORT}}でも使用できます。

しかし、このマジックワードを使用する方法だと、そのページが入っているカテゴリ全てにソートキーが適用されてしまいます。特定のカテゴリのみにソートキーをつけるにはどうすればいいでしょうか。その場合、カテゴリタグに直接記述します :

[[カテゴリ:(カテゴリ名)|(ソートキー)]]

デフォルトソートキーマジックワードで指定したソートキーよりも、こちらのほうが優先されます。例を考えてみましょう。あるページにおいて、F・G・Hの3つのカテゴリをつけました。FとHはデフォルトソートキーマジックワードで指定したソートキー(αとします)でいいのですが、Gだけ違うソートキー(βとします)にしたい。この場合は、以下のように指定することができるのです :

{{デフォルトソートキー:α}}
[[カテゴリ:F]]
[[カテゴリ:G|β]]
[[カテゴリ:H]]

こうすることで、FとHのカテゴリにはデフォルトソートキーである「α」が、Gのカテゴリには個別に指定したソートキーである「β」が指定できました。

技術情報 編集

$wgUseCategoryBrowsertrueに指定するとカテゴリのパンくずリストが生成されます。

関連項目 編集