ファドゥーツ

ファドゥーツドイツ語Vaduz)はリヒテンシュタインの首都で、人口は2021年時点で5,700人ほど。リヒテンシュタイン侯の城と博物館があり、この小さな国を訪れる観光客の主な目的地となっています。しかし、あまり魅力を感じない近代的な建物、クレーン、農地が混在する、かなりがっかりするような混沌とした街だと考える人もいるため、ヨーロッパの国の首都にしては、観光客によってその感想が大幅に触れる場所となっています。

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ファドゥーツの地図

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ファドゥーツはリヒテンシュタインの首都ですが、シャーンの方がわずかに大きいため最大の都市ではありません。ドイツ語の情報源によれば、ファドゥーツには都市法 Stadtrechtがないのでヨーロッパの首都で唯一、法的には村にあたる場所です。

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背景にスイスアルプスを据えたファドゥーツの町
  • 1 リヒテンシュタイン美術館  Kunstmuseum Liechtenstein, ​Kunstmuseum LiechtensteinStädtle 32, 9490 Vaduz  。 1階には興味深い常設展があり、2階では現代美術の展示が交代で行われます。
  • 2 リヒテンシュタイン国立博物館  Liechtensteinisches Landesmuseum, ​Liechtensteinisches LandesmuseumStädtle 43, 9490 Vaduz  。 この国立博物館では、歴史・自然史、切手などの展示やイベントが行われています。
  • リヒテンシュタイン王子のワイナリー 中央広場から歩いて5分ほど。 ファドゥーツ北端のブドウ園で見学をすることができます。
  • 3 ファドゥーツ城  Schloss Vaduz, ​Schloss Vaduz  。 リヒテンシュタイン侯の公邸です。そびえ立つ城までの短い散歩道では、周辺の素晴らしい眺望を楽しめます。この道は緩やかで、丘の中腹から森の中を登り、城の脇の入り口に通じています。城の敷地内に入ることはできませんが、周囲を散策するのも楽しいです。冬は非常に滑りやすいので、冬季に訪れる場合は事故防止のためにスリップ防止の靴を履くことをお勧めします。

川に向かって少し歩くと、街を囲む山々の壮大な景色を見ることができます。ライン川に架かる古い屋根付きの橋は、リヒテンシュタインとスイスの国境を越える面白い橋です。塗装がなく風化したこの木造の橋は、素朴な外観をしており、徒歩か自転車のみが通行可能で、車で通ることは許されていません。それに、ここで車を運転するのは難しいかもしれません。というのも、この道路を通る車は、橋の真西にある数百メートル渡った対岸にあるスイスのアウトバーン(高速道路)に向かいます。そのため、注意しないとスイスに向かうドライバーたちがこの交通量の多い道路で観光を楽しむ旅行者を許さないかもしれません。西側から車で橋を渡る手段はありません。橋の西端に通じていると思われる道は、前述のスイス・アウトバーンです。

ファドゥーツ中心部からZollstrasseをサッカースタジアム方面に川まで進むと、国境検問がありません。

  • 4 郵政博物館  PostmuseumStädtle 37  。 リヒテンシュタイン初の鉄骨建築「Engländerbau」に設けられています。
  • 5 赤い家  Rotes HausFürst-Franz-Josef-Strasse 102, 9490 Vaduz  。 16世紀初頭建造と考えられている、段になった切り妻を持つ赤い家。
  • 6 シャルン城  Burgruine Schalun  。 城跡。
  • 7 ファドゥーツ大聖堂  Kathedrale St. Florin  。 ファドゥーツに1997年以来大司教区があったため19世紀に建てられたここは、現在はこの小さな国で唯一の大聖堂となっています。
  • 8 市庁舎  Rathaus  。 国会議事堂よりも古く、そしておそらくは建築的にも興味深い建物です。
  • 9 官邸  Regierungsgebäude  。 リヒテンシュタイン政府の公式所在地で、かつて国会議事堂としても使われていました。1903年から1905年の3年にわたって建設されました。
  • 10 国会議事堂  Landtagsgebäude (Liechtenstein)  。 2008年から国会議事堂ととして使われているこの建物は、外見は少し味気ないですが、リヒテンシュタインの政治(少なくともリヒテンシュタイン家によって決定されない部分)が行われる場所です。

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